2015年 3.1ビキニデーの取り組みに多くの代表を送り出しましょう

 1954年3月1日未明、アメリカは太平洋ビキニ環礁において広島型原爆の約1000倍の威力をもつ水爆実験(ブラボー)をおこないました。

 

この核実験によって、マーシャル諸島の人びとや多くの日本漁船などが被災しました。

 

焼津のマグロはえ縄漁船「第五福龍丸」は、アメリカ政府の指定した危険区域外で操業中であったにもかかわらず、“死の灰”を浴び、23人の乗組員全員が急性放射能症にかかり、無線長の久保山愛吉さん(当時40歳)は「原水爆の被害者はわたしを最後にしてほしい」と言い残してその年の9月に亡くなりました。

 

被爆70年の今年、原水爆禁止運動の出発点、3・1 ビキニデーを2月27日(金)から3月1 日(日)まで、静岡、焼津の両市で開催します。

2015年のNPT再検討会議を間近に控えた2015年ビキニデーは、核兵器の廃絶をめざす日本と世界の世論を大きく盛り上げ、国際政治を核兵器廃絶へと動かしていくための前哨戦ともいうべき場です。「戦争のできる国づくり」へひた走る日本の安倍政権の政治を、非核平和の方向へと大きく転換させていく上でも、きわめて大事な結集の場となります。厚労省から第五福竜丸以外の被害船の調査結果が開示されたなか、ビキニ被災を繰り返さないために行動するときです。核兵器の全面禁止へ、国民的共同を大きく広げていくための大切な出発点となります。

 

2015年核不拡散条約(NPT)再検討会議・ニューヨークでの核兵器全面禁止のための国際共同行動、原爆展と署名の広がり、多彩で総意あふれた2015年国民平和大行進――すべての運動がここから始まります。

 

私たち神奈川県民にとって、ビキニ事件は特別な事件です。1954 年のビキニ環礁でのアメリカの水

爆実験による三浦三崎のマグロ漁船の被災・被爆は決して風化させてはなりません。

 

3.11 フクシマを経験し、改めてビキニ事件と三浦の被災を見つめ、神奈川から発信するビキニデーにしようではありませんか。そして、昨年11月横須賀に入港した原子力空母GW は間もなく「定期修理」を開始する見通しです。横須賀基地を放射能被害の危険にさらすことはやめさせなければなりません。

 

ビキニデーの神奈川の特別の役割を果たし、2015年ビキニデーを、今日の情勢と原水爆禁止運動

に課せられた役割に応えて、従来を大きく上回る規模と質のビキニデーとして、成功させましょう。

 

参加要項、参加申し込み書はこちらからダウンロードして下さい。

 

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2015年3.1ビキニデー参加要項
2015年3・1ビキニデー参加要綱.pdf
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2015年3.1ビキニデー参加申込書
2015年3・1ビキニデー参加申込書.pdf
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